2014-07-29
2014-07-28
きのうは、TVで官兵衛さんを観たあとは、STAP細胞の真相究明番組がありましたが、ちょうど同じ時間から、Eテレで能の「屋島 」が放送されるので、迷わず「屋島」を択びました^^
うーん、やはり能はすばらしい! このような、左脳が沈黙し右脳が痙攣気味に痺れてしまう古典芸能がこの国にあるとは! そしてそれをじっくりと堪能できるとは! ・・・この上ない至福のひと時に浸りきることがました。
それにしても今回上演 での小書(特殊演出)はアイ狂言「那須与市語」が附き、また後場では大事(弓流・素働)が演じられて、大曲中の大曲を堪能することができました。実にすばらしかった!
舞と囃子と謡の綾なす能の世界に浸りながら、曲が終盤へと近づくにつれて、私のなかのなにか澱(おり)のようなものがじんわりと揉みほぐされ、しだいに溶け去ってゆくのを感じていました。
また、シテの観世銕之丞さんが、終演後のインタビューで、能は複数の感興を内に含みもったあまり単純とはいえない古典芸能なので、それが現代人に受け入れにくい要素にもなっている、と、かなり控えめに能の本質を語っておられたのが印象的でした。
で、そのお話を聞いて、やはり、私が昨春はじめて感じた「能の気配・・・神の気配 」のような、大そうな事はさすがにその道の達人の方はおっしゃらないな、と、吾が身の素人加減を自嘲したしだいでもありました。でも、素人の直感ゆえに、能の演技のなかに(私の場合は)つねに「神の気配」を感じるし、感じないではおれないので、その点において、私は能を理解し(たつもりになり、よって)この複雑な古典芸能を堪能し、これを愛しつづけることができると思っています。・・・コホン(*^.^*)(^^ゞ
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