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空の樹 I

核パッケージ(補足):日本の核兵器製造能力に関して

核パッケージ(補足):日本の核兵器製造能力に関して

 2014-10-24   


2014-10-18  <サブカテゴリ「その他の国内世情」より再掲>

日本の核兵器製造能力 | 晴耕雨読

 この記事を読むと、広島型原爆を起爆装置にした水爆は、重水素の核融合反応を導くには力不足のようですね。1億度に達しないのかな。しかし、プルトニウム型であってもすでに現行日本の核設備(核念サイクル)で基本的に製造可能とのこと。この記事の掲載は2003年3月9日とけっこう古いので、かなり以前から潜在的保有能力は有している、ということのようですね。

 ということはやはり、その潜在的製造能力を秘密裏に温存する必要があるので、六ヶ所村の工場はいつも正式稼動に“失敗”ばかりしている、ということのようですね。あんなにも間抜けに失敗し続けるのはちょっと度しがたいし、その“情けない”事態の継続に、政府筋から強い不満(事業撤退)がぶちあげられないのも納得がいきますね。あらためて、ガッテンガッテン!(≧▽≦)

 さて、日本の核保有(潜在能力)に関する問題については、“核パッケージA or ”の観点から、個人的に非常に関心があるので、この記事でとりわけ興味を引いた箇所を以下に抜粋。

 <以下抜粋>

軍用プルトニウムの濃縮度は94%以上ですが、高速炉で作ったプルトニウムは、『もんじゅ』の場合濃縮度は97.6%で、『常陽』では99.4%です。高速炉を持っているフランスと日本は簡単に核兵器が作れる国なのです。(中略)

この高速炉で発電もすると、熱を媒介する物質としてナトリウムのほかに水も使うことになるので、『もんじゅ』のように事故多発が悩みの種です。しかし、発電しないというのであれば、水を使う必要がなく、『常陽』のようにほとんど事故を起こさず、軍用プルトニウムを生産できます。(中略)

『常陽』は今は軍用プルトニウムは作っていませんが、いつでも復元改造すれば軍用プルトニウムを作ることができます。 しかし、そろそろ『常陽』も寿命がきていることが問題です。(中略)

発電用として使うには費用がかかり過ぎ、軍用にも使えないので、日本以外の国では、使用済み核燃料は再処理せず、すべて廃棄する方針です。(中略)

中性子爆弾や水爆はこのプルトニウム原爆で得られる1億度という高温を利用して核融合させる爆弾です。(中略)

通常の水爆の核弾頭は、円錐形で高さが1メートル、底辺の直径が30センチ程度、その最下部に球形のプルトニウム爆弾が入っています。これを爆発させて、中性子と高温を得て、その上にある重水素化リチウムを核融合させます。そこで得られる大量の中性子を最頂部にある濃縮ウランに当てて、核分裂反応させるというものです。つまり、原爆一水爆一原爆という3重の爆弾です。トリチウムも必要ですが、その量は3グラム程度とごく少量です。(中略)

日本は、軍用プルトニウムを生産できる『もんじゅ』と『常陽』を所有しています。軍用ウランは六ヶ所の濃縮工場で生産できます。しかし、日本にはトリチウムを作る装置がありません。トリチウムを大量に持とうとすると世界中から疑惑の目で見られます。(中略)

そのため、日本は核融合実験炉ITER(イータ)を誘致しようとしているのです 。ITERの建設が認められれば、トリチウムを1.5キロ所有することができます。水爆に必要な量3グラムの500倍という巨大な量です。そして、トリチウムを製造するのに、原発を改造して、トリチウム生産炉にすることもできます。 ITERさえあればトリチウムをいっぱい作ってもよいのです。 トリチウムを作る原子炉としては、六ヶ所村の隣にある東通原発が利用できます。

 <抜粋了>

 なかなか勉強になりました。ついでに、ITER誘致の件ではこちらの記事を参考までに備忘。

 ↓

青森県ITER計画推進会議

 トリチウム(三重水素) の調達に関しては、原子炉からでるそれや福一(1F)から漏れ出ているそれを備蓄するわけにはいかないですかね^^; 12年やそこらで半減するということと、もともとアレ用としては微量すぎる?ということなのかな。一方でひそかにほしがっている物が、他方で、ダダ漏れで地下水に海に流れ出ている現状を考えれば、この道のド素人の思いとしてはいやはやなんともそのう・・・ですな(・・。;)ゞ

 で、さらに参考までに。

 ↓

わが国の核政策史 その1 | 晴耕雨読

わが国の核政策史 その2 | 晴耕雨読

わが国の核政策史 その3 | 晴耕雨読




【上掲記事に関連して補足的に追記↓】

2014-10-14  <サブカテゴリ「‘安倍呑み尽くす’関連」より再掲>
 

おーるじゃんる : 【朗報】TPP協議で米国が図に乗りなめた要求した結果⇒日本の我慢突破「ふざけるんじゃない、日本は対等だから折れると思ったら大間違いだ」

―― 米国(双頭の鷲における現行政府筋であるAサイド )は、TPPを蹴れば日米同盟を解消して、中共・人民解放軍をそそのかし、核攻撃の餌食にすると脅しているように思われます(米国Aサイドと中共人民解放軍中枢を含む〕の最上層部どうしはつながっていると見るべきでしょう)が、そうだとすれば、属国隷従を粉飾した“同盟”関係などすみやかに解消し、このあからさまな脅威()に対して、自国のことは自国で守るごくふつうの国として、国産MDの緻密な敷設と核パッケージA あるいはBタイプ を早期スタンバイすることを勧めます。 

 ↓↑

U-1速報 : 焦ったオバマ政権が『日米同盟破棄』を”検討開始”する危機的事態。唯一の同盟国を失えば日本は窮地に立たされる   …… 本日のサブカテゴリ「宗主国米様あるいはUSAウォッチング」より重複備忘

 ↓↑

…… 以下、すべて再備忘

中国の核攻撃で72時間以内に日本の大都市や4大海軍基地を壊滅可能…海軍基地に原子力潜水艦23隻配備 : 軍事・ミリタリー速報☆彡

72時間以内に日本を壊滅できる中国の原子力潜水艦が23隻も出現する - 政経ch

おーるじゃんる : 72時間以内に日本を壊滅できる中国の原子力潜水艦が23隻も出現する

U-1速報 : 中国軍の基地に『正体不明の謎軍事力』が出現して日本は崩壊。核報復を恐れた米軍は参戦を拒否

―― アイヤー(((((ノ゚⊿゚)ノ  核の第1次使用といえる仮想敵国への露骨な威嚇をやっておりますな。5963(苦笑)

ここまで

 ↑

机の上の空 大沼安史の個人新聞: [アベノTPP対米公約違反問題]◆ 米国通商代表部のトップ、マイク・フロマン代表が、世界的な経済紙、フィナンシャル・タイムズで、安倍政権のTPP参加と構造改革の国際公約違反を非難

 ↓ ←事のついでに、対・人民解放軍対抗戦略につながるMD と海上防衛に関係する記事をとりあえずいくつか(再)備忘。

中国の主要な巡航ミサイル戦力 - 海国防衛ジャーナル

専門家による中国の巡航ミサイル分析 - 海国防衛ジャーナル  

ミサイル防衛(PAC-3)無効論を斬ってみる - 海国防衛ジャーナル

ミサイル防衛態勢見直しへ=PAC3、都心常備も―政府 : 大艦巨砲主義!

敵基地攻撃能力:知っておきたい巡航ミサイルと空爆の有効性 - 海国防衛ジャーナル

嘘やデマで飾り立てなくても日本の弾道ミサイル防衛能力は世界屈指 - 海国防衛ジャーナル

A2ADにはA2ADを! - 海国防衛ジャーナル

米海軍大学教授による日本版A2ADのすすめ - 海国防衛ジャーナル

ランド研究所:中国をチョーク・ポイントで締め上げろ! - 海国防衛ジャーナル

国連による中国の戦略核ミサイル現状分析 - 海国防衛ジャーナル

中国の戦略核ミサイルの現状 - 海国防衛ジャーナル

―― 直上記事のデータはちと古いですかね。直二上の記事で扱っているデータは、1年半ほど前の国連情報のよう。さてと、日本国内に潜伏する便衣兵人民解放軍出自を主体とした煽動・破壊活動工作員等)については陸自対応による地上戦展開になるものの、その前段として、平時より各アジトと活動人員を可及的精密に把握しておくことが肝要なことは、いうまでもない。なお、核攻撃が前提の場合、彼らは母国の核ミサイル照準でない戦略的要衝において制圧の任務を遂行するだろう。



 

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